shivanii

studio482+店主。
仕事は台所道具と料理にまつわることをいろいろやっています。イベント、WS、執筆活動、コラム記事など。
ミシマ社「みんなのミシマガジン」で「みんなのおむすび」コラム連載中。著書に「野菜料理の365日」「野菜のごちそう」「焼き菓子レシピノート」最新本「野菜たっぷり すり鉢料理」(アノニマスタジオ)只今、各地でイベントを展開中。
肩書きはなし(で生きたい)。

記事一覧(41)

著書「野菜たっぷり すり鉢料理」の豆腐コロッケ

著書「野菜たっぷり すり鉢料理」の小さなエピソードをひとつ。 本の中にあり「豆腐コロッケ」は元々、ニューヨークにある「アンジェリカキッチン」という老舗カフェの料理をアレンジしたものです。 ニューヨーク・イーストサイドにある「アンジェリカキッチン」に訪れたのは25年ぐらい前でしょうか。このカフェは1970年代から老舗ベジタリアンカフェとして、すでに有名でした。ちなみに私がベジタリアンになったのは30年以上前で、日本ではまだベジタリアンだと言うと怪しまれ、笑、「ヨガ」という言葉に人は、何かの宗教か?と奇異な目で見ていた時代でした。 ニューヨークに行ったのはちょうどクリスマスの頃で、町中がクリスマスのデコレーションで煌びやかで、人も街も、そのエネルギーに包まれているようでした。
とにかく片っ端からベジ食を食べましたよ。
NYはすでにベジが容認されていましたから、いろいろな料理を楽しめました。イタリアン、チャイニーズ、無国籍料理、アジア料理...。へー、こんな料理法があるのかぁと、感心しきりでした。アンジェリカキッチンで当時、出していたメニューに「Millet and Sunflower Croquettes」というのがありました。コロッケですね。揚げずにオーブンで焼いたものです。
無国籍的な味がし、豆腐ときびと、そしてエスニック的な香りがあって、実にNYらしい料理でした。味は良かったけれど、何せ量が多くてねぇー、半分は残飯整理班の夫の胃袋の中へ。てなわけで、
「野菜たっぷり すり鉢料理」の34ページ掲載の豆腐コロッケは、この感動した味を、結構再現できたんじゃないかなと思います。コロッケの中身は違うけれど。どこかエスニックな香りがして、子供から大人まで、みんなが楽しめるお料理だと思います。「野菜たっぷり すり鉢料理」はこちらからご購入いただけます。

おむすびコラム最終回

ミシマ社のウェブマガジンで3年間、書かせていただいた「みんなのおむすび」が今回で最終回となりました。ご愛読くださった皆様に深く御礼申し上げます。最後を飾るのはブラジルのシンガー、ヘナートブラスさんのおむすびです。最終回にふさわしい、素敵なストーリーとなりました。
ぜひぜひ、ご覧くださいませ。 写真家・野口さとこさんと見切り発車で取材がスタートしたのが4年前だったか。それを見るに見かねて(?)編集社「毬藻舎」の友成響子さんが動いてくださって、ミシマ社のウェブマガジンで連載されることになり...。 素晴らしい方々ばかりの取材で、こちらもドキドキ、ハラハラしながらの取材ばかりでした。ご迷惑をおかけしたこともたくさんあると思います。この場を借りてお詫び申し上げます。何せ昔から国語が大嫌いな私です。いやー、本当に文章を書くのが難しかったー。国語をもっとちゃんと勉強しておけばよかったと、今更ながら後悔しています、とほほ。 このコラムがなくなるのは本当に寂しい...。 と思っていたら、何と!ありがたいことに、
ミシマ社の素敵なご提案でこの度、ミシマ社の「手売りブックス」シリーズとして、「みんなのおむすび」が書籍化されることになりました。春頃に出版される予定です。 お楽しみに!最後に、
これまで取材にご協力いただいた方々、関係者の皆様に深く御礼申し上げます。

アップルコブラー

謹賀新年。遅ればせながら、今年も宜しくお願い致します。昨年は義父が亡くなりまして、お正月はお祝いできませんでしたが、夫の実家に親戚が集まり、持ち寄りでお食事会をしました。ポットラックなお正月。こういうのもいいなぁーー。今年の抱負は「淡々と前に進むこと」。脇目も振らず、自分の道をひたすら歩きたい。捨てるところは捨てて、無駄な時間も付き合いも捨てて、ワガママに仕事をしたいのだー。さて、久しぶりにデザートを作りました。「焼き菓子レシピノート」(旭屋出版)を出版させていただいてから早6年。最近は仕事に追われるばかりでデザートを作る暇がありません。ん?暇がないのか、それとも作る気力がないのか...。「アップルコブラー」はアメリカのお菓子です。パイやタルト生地を作る面倒がないので、アメリカではよく家庭で作られます。「クランブル」と「「コブラー」。よく間違えられます。ややこしいですね。「クランブル」はグラノーラのようなサラサラの生地をフルーツにかけて焼き上げるものでイギリスのお菓子です。コブラーはスコーンやケーキに近い生地。フルーツの下か上に入れて焼き上げます。こういう焼き菓子は手の粗い人でも簡単に作れて、しかもおいしいので、家庭で親しまれているのがよくわかるなぁ。上段の生地はとても素朴で、スコーンとケーキを混ぜたような感じでしょうか。りんごにナッツやレーズンを入れてもいいですね。アップルパイの中身を作るイメージで作るとわかりやすいです。

師走のシチュー