おいしいごはんを炊く!羽釜


伊賀焼「土楽」の羽釜です。

この羽釜をごはんを炊くようになって、我が家では完全にごはん党になりました!

とにかくごはんがおいしく炊けます。


おいしく炊けるには理由があります。

その秘密は底の丸みにあります。

この丸みが対流を起こし、お米にまんべんなく火が通り、ふっくらしていて艶やかなごはんが炊き上がります。

また伊賀焼の焼き物は蓄熱に優れているため、お米一粒一粒にまんべんなく火が通り、お米の旨味成分がしっかり出てきますので、甘みもちゃんと引き出してくれます。

木蓋はずっしりと重く、沸騰した時にもずれません。ごはんを蒸らしているあいだ、木蓋が余分な水分を吸ってくれるので、水滴が落ちてべちゃっとしたごはんになるのを防ぎます。ごはん一粒一粒がしっかりしていて存在感があり、ふんわりやわらかに仕上がります。


土鍋、羽釜、土瓶...土で作られた道具は、なぜおいしくなるのでしょう。

自然の力の不思議さを、いつも台所で感じます。


白米はもちろん、雑穀米、玄米、炊き込みごはんもおいしく炊けます。

裏技ですけれど、私は時々羽釜でスープも作ります。おでんも味がよくしみておいしいですよ。


studio482+で扱う羽釜は5寸(2合炊き)6寸(3合炊き)7寸(5合炊き)8寸(8合炊き)と4サイズあります。


炊き方は簡単。

1.  お米を洗ってボウルで30分〜1時間水に浸けます。お米1合に対して水180cc。

お米:水=1:1の割合です。

2.  羽釜に移して弱火で5分、火を入れます。→これは急激な温度差をなくして、土鍋が割れるのを防ぐためで、必須です。

3.  中火(5,6寸サイズは強火にしないでください。7寸、8寸は強めで大丈夫。目安は緑の釉薬に火がかからない程度の火)にして沸騰させます。(3合が沸騰するのに10分前後かかります。)

4.  沸騰したら火を弱めて10分。→湯気が上がってきたら、火を弱めてください。

5.  火を止め、10分蒸らして、はい出来上がり。



ふっくらつやつや!!

ごはんのいい香りがしてきます。

3合のお米を炊いた場合でスタートから食べるまで40分ぐらいでしょうか。

炊飯器よりも早い。何より全然ごはんがおいしく、香りもよい。


この羽釜に出会うまで、ごはん炊き難民でした。

いろいろなごはん釜を買い替えましたよ。ギョッとするお値段の釜も、これでおいしくなるんだったら、と。

でも、どの釜も味が不安定なんです。時間や水の量を測定して、いろいろ炊き方を替えたんですけれどダメでした...。

標高が高いからか??と思ってみたり(我が家は1650m)。


この羽釜にしてからは、ごはんの炊き方で何も悩みがなくなりました。

どこかに行くときには、この羽釜を担いで持って行きたいぐらい、笑。



この羽釜を使う前には「おかゆ炊き」を行なってください。必須です!

これは伊賀焼の土鍋や羽釜を使うときの必要なこと。

このお粥炊きをしないと、水分が漏れたり、割れてしまったりすることがありますので、ぐれぐれも忘れずに。

なぜお粥炊きをするかというと、

羽釜の土に含まれる珪石と言われる物質は、600℃ぐらいにあると化学変化を起こして膨張し、ヒビが入ります。

このヒビが大切なのです。ヒビが入ることによって膨張と収縮ができ、羽釜が呼吸できるようになります。このヒビは羽釜が火に慣れるために必要な現象です。

最初のお粥炊きをするとによって、ヒビが糊付けされ、漏れを防せぎます。

つまり、

羽釜が呼吸するためにヒビが入る→ヒビで膨張と収縮を調節する→そのため、使いはじめに火が入ってヒビが入ったところを、お粥の糊付けで埋める。

そんな感じでしょうか。

一生モノの道具は最初が肝心です。


羽釜の「おかゆ炊き」や「ごはんの炊き方」、火加減など、羽釜の使用法は説明書(カラー版)に明記されています。

もしご興味を持たれて、買うぞ!となったときも、この説明書があれば大丈夫。ご安心くださいませっ。

それでも分からなかったら、店主に遠慮なくお聞きくださいませ。



おいしいごはんはお釜選びから!