なべしきハウス 



土鍋、羽釜、フライパン、ポットなど、台所道具をしっかり支えてくれる鍋敷きをずっと探していました。


日本伝統の藁の鍋敷きも使ってみました。ところが普段使っている土楽の土鍋を置くと、藁の鍋敷きはひどく焦げてしまいます。また藁の鍋敷きは台所道具の直径によっては、うまく輪っかに乗せられず、安定が悪くなります。現代の台所事情には少し無理あるかなと。

鉄製は重く、同じ場所に置きっ放しにすれば問題ないのですが、食卓にさっと持っていくのには重すぎ、負担を感じます。

真鍮は重いのに加えて、時々手入れをしないと輝きがすぐに失せてしまうのがネック。

大〜小の鍋までしっかりと支え、置き場所に困らず、持ち運びに便利な軽い鍋敷きはないだろうか....。 と見つけたのが、福岡の「スナオラボ」木工デザイナー・長尾朋貴さんの作品。この「なべしきハウス」です。 2年半前のことです。


このなべしきハウスの特徴は、優れた機能性とデザイン性。

コンパクトに畳めるので、使わないときはキッチンの隅に置いて、オブジェとして置きます。 家の形をしていて、温かみが伝わってくる作品です。

広げると22cm。

大中小、さまざまな鍋を置くことができます。




革紐が付いているので、引っ掛けることができます。 革紐は火を近づけても燃えないので安全です。


さて、では「なべしきハウス」の仕組みはどうなっているんでしょうか。



一瞬の早業です!

オブジェを裏返せば鍋敷き。革紐をつまんで、裏返せばオブジェ。



色は4色。それぞれの木の色を生かしています。仕上げに植物性オイルで塗装。

ブラックチェリーは赤みがかった色。

ウォールナットはダークな茶色。

メープルはきれいな白木の色。

ブナは年輪が細かく、やわらいい色。

選ぶときは台所の色で決めてくださいませー。



専用デザインの入っていて、ちょっとした贈り物にもいいですね。

鍋敷きはいろいろ探したけれど、やっぱりこのなべしきが落ち着く....。

◎FUKUOKA DESIGN AWARD 2010 受賞

ニューヨーク近代美術館で販売中。