南部鉄フライパンで作る「トルティージャ」(スパニッシュオムレツ)


昔、スペイン・アンダルシア地方の食堂で食べたトルティージャ。

塩辛かったなぁ。

でも店主のおじさんがじーっと見ているから無理やり口に運んだのを覚えています。

それまで卵を20年以上食べていなかったし、トルティージャの初体験は鮮烈でした。


釜定の南部鉄フライパン「ワンハンドパン」を使うようになり、トルティージャが簡単で愉しく作れるようになりました。

南部鉄フライパンで作るトルティージャは、外側カリッと、中ふわっと。鍋底が焦げ付かないし、まず失敗しません。お客様に安心して出せる一品です、ぐふ。

(自慢料理を長い時間をかけてひとつ、またひとつと増やしていく。これは日々の「楽」に繋がりますから大切です。)


この料理は「勢い」と「楽しげ」に作ると、わりとうまくいきます。

料理はね、ばか丁寧ではダメな時があります。豪快に作る方がいい料理になる。

この料理はフライパンの力を借りて、愉快に作る料理だと思います。

バターを加えるのは我流です。オリーブオイルだけで作るのがオーソドックスです。でもバターってじゃがいもや卵とよく合うのですよ。

トルティージャにいろいろと食材を入れたくなりますけれど、シンプルに玉ねぎとじゃがいもだけの方がおいしいと、個人的には感じます。

この料理にケチャップをつけるのは邪道ですから、塩はきつめに。




「トルティージャ」

(南部鉄フライパン20cm 1個分)


玉ねぎ1/2個

にんにく(小)ひとかけ

じゃがいも 4〜5個

卵4個

塩、こしょう、オリーブオイル、バター10g


1.  じゃがいもは縦4つ割りし、8mm前後にスライスする。塩を振って和えておく。

2.  南部鉄フライパンにオリーブオイルを大さじ2ほど注ぎ、火をつけて煙が出るまで熱する(ここ大切です。鍋底に脂の膜を作り、焦げ付きを防きます)。

3.  火を弱めて玉ねぎを炒める(塩をひとつまみふる)。時々混ぜながら茶色になるまでよく炒める。

4.  じゃがいもとバターを加えて炒める。

5.  じゃがいもが透き通ってきたら蓋をし、蒸し焼きする。

6.  じゃがいもがやわらかくなったら木べらでじゃがいもを適当に潰す。(マッシュするのではなく、崩れたような感じにする。)味をチェックし、塩、こしょうでしっかりと味をつける。

7.  溶いた卵に塩、こしょうを加える。(こちらも程よい味になるように塩を入れる。)

8.  卵をフライパンに流す。ザサッと全体をかき混ぜて蓋をし、弱めの中火で底がこんがり焼けるまで火を通す。

9.  皿を用意する。南部鉄フライパンをゆすって底が付いていないか確かめてから、用意した皿に裏返えす。そのまま滑らせながらトルティージャをフライパンに戻す。

10.  裏側もこんがり焼けるまで火を通す。

11.  もう一度両面を裏返しながら焼き上げる。



料理は足し算じゃなく、引き算がいい。

並べる料理の数より、ひとつの料理に込める集中力を大切にしたい。


 

今回使用した南部鉄フライパン