山只華陶苑を訪問


studio482+をオープンしてからずっと販売をしている商品のひとつに、加藤智也さんの「すり鉢」があります。

その美しく、実用性と精神性を兼ね備えているすり鉢に惚れ込み、彼にラブレターばりの手紙を書いたのは5,6年前だったか。 工房で彼の作品であるカフェオレボールを「すり鉢にしてください!」とお願いして製作していただいた「Chai」も、今やstudio482+を代表する作品となっています。

拙著「野菜たっぷり すり鉢料理」(アノニマスタジオ)も、加藤さんとの出会いがなかったら、出版されていなかったと思います。

加藤さんなしでは、今の私の仕事はないぐらい...。 彼は私の恩人です。


その加藤さんに会いたくて、久しぶりに仕事場へお邪魔させていただきました。 場所は岐阜県多治見市。いつもの笑顔で、男前の加藤さんが出迎えてくれました。


「土物って不思議な力がありますよねぇ。」と言う私に、

「土物というのはアタリがやさしいですよね。他の素材にはない独特のやわらかさがあると思います。」と加藤さん。

「親がすり鉢でとろろ汁を作っていたのを見て育ちました。香りや音などを感覚で覚えていて、今は僕がとろろ汁を作っています。それを今度は子供に教えていく。そうやって親から子へと繋ぐことができるのが嬉しいです。」 とニコニコしていた加藤さんが印象的です。


私が大切にしている「台所道具の心」の話で盛り上がって、なんだかホクホクとした気持ちで帰ってきました。




彼のすり鉢はあまりにも人気がありすぎて、山只華陶苑はいつもフル回転です。


加藤さんのすり鉢のご予約は承りますが、いつ頃に入荷するか、はっきりとしたお答えができませんことを、何卒ご容赦くださいませっ。