土瓶が初入荷!
我が家で大活躍の土瓶がstudio482+に初入荷いたしました。
伊賀焼・土楽窯の製作。丁寧にろくろで製作された土瓶です。
製作に手間と時間がかかるため、数年に1度しか焼かないそうです。今回は福森道歩さんに悲願して、笑、製作していただきましたっ!
この土瓶の最大の魅力は「やかん」と「急須」両方の仕事をしてくれること。
最近は「土瓶」という名で売られてても直火不可も多く、やかんとして使える土瓶が少ないのが現状です。
製作に手間がかかるということを考えると、いたしかたないか...。
土瓶で沸かした湯はまろやかになります。
コーヒーやお茶がおいしくなる。
尖った味のかどが取れる。
それは遠赤外線効果の働きなのですが、実際に陶器(混ざり物なし)で煮炊きするとおいしくなるのは、結局「自然の働き」としか言いようがないのです。土の不思議です。
ちなみにやかんは「薬缶」と書きます。
薬缶は鎌倉時代から薬(漢方薬)を煮出すのに利用されていました。金属製のやかんは薬草や漢方の成分と化学反応を起こすため、やかん(薬缶)は土瓶が最適だとされてきました。
様々な用途の茶葉を煮出すために、土瓶は昔から重宝されている台所道具なのです。
漢方薬を煎じている人にも土瓶は重宝するのではないかしら。
私はもっぱら「三年番茶」を煮出しています。
リーフそのまま入れると、あとのお手入れが大変だから「お茶パック」(100円ショップで売っています)に入れてね。
煎茶や中国茶は湯を急須に入れ替えてますが、お茶パックに茶葉を入れば急須にもなります。
ちなみに800mlほど入るので、4人分のお茶が作れます。
こちらは「青土釉」の土瓶。サイズや形は同じですが、美しい深緑です。
注ぎ口は職人の手で細やかに作られているので、ビシッときれいな断面ではなくて、いい具合です。
《土瓶の用途》
1. 湯を沸かす。 土瓶で沸かした湯はまろやかになるので、お茶やコーヒー、味噌汁など料理に使うのも良いですね。冬はストーブの上で1日、沸かしたお湯が使えます。
2. 三年番茶など、煮出し茶を煮出す。
3. 土瓶蒸し。
4. 生姜やハーブを入れて、お好みのお茶を作る。
* 茶葉を直接、土瓶に入れずにお茶パックに入れると便利です。
* お茶やハーブ等の匂いが付いたら重曹水を入れて温め、10分ほど置いてから洗います。漢方薬などは重曹水でも匂いが取れない恐れがあるため、専用でお使いください。
と、まぁ、毎日働いてくれる土瓶さんです。
数に限りがあります。数年先まで土楽では製作しない...かも。
いやいや、脅かすわけではありません。なくなったらしばらく入荷しませんからね。
または、福森さんにごねるか、笑。
studio482+でご購入いただけます。
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